「保育士になりたいが、大学・短大・専門学校の3つのうちのどこの学校に進学すればいいの?」
「それぞれの学校のメリット・デメリットを知りたい!!」
「学校を選ぶ際のポイントは?」
こんなお悩みを解決します。
本記事の内容
・大学・短大・専門学校のそれぞれのメリット・デメリット
・学校を選ぶ際のポイント
・短大での経験談
本記事を書いている餅子は短大に進学し保育士資格を取得。保育園に10年以上勤務し、複数の保育園で勤務経験あり。
この記事を読むことで、大学・短大・専門学校のそれぞれのメリット・デメリットや学校を選ぶ際のポイントがわかるようになりますよ。
5分くらいで読めるので、大学・短大・専門学校のそれぞれのメリット・デメリットを知りたい方は、最後まで読んでみてください。
1:大学・短大・専門学校のそれぞれのメリット・デメリット
①大学の場合
(ⅰ)メリット
・4年間あるのでじっくりと時間をかけて勉強できる
・より専門性の高いものや一般教養を学ぶことができる(公務員保育士や公立幼稚園試験対策を行っている学校も)
・保育士資格と幼稚園教諭一種免許状(幼稚園の園長になる際必要)が取得できる
・学校によっては小学校教諭一種免許状や養護教諭一種免許状など他の免許や資格を取得することができる
→保育士以外の選択も将来できる
・就職したときに園にはよるが給料が短大・専門学校卒より高くなる可能性がある。(園によって違うので面接時に給料の確認はしましょう)
・授業が空いている時間に保育園でバイトをして経験を積んだり、保育園の実情を知ることができる。バイトから就職につながることも。
(ⅱ)デメリット
・資格を取得するまでに時間がかかる
・学費が短大や専門学校に比べて高くかかる
・就職したときに短大・専門学校卒の人達は2年早く働いているので同じ年齢の人でも先輩になり、経験の差がある
②短大の場合
(ⅰ)メリット
・大学に比べて短い時間で資格を習得できる
・学費が大学に比べて安い
・公立の短大だと専門学校より安く、一番学費が安くなる
・学校によっては保育士資格と幼稚園教諭二種免許状が取得できる
・同じ年齢でも大卒の人より2年早く就職しているので、2年分経験を積み重ねている
(ⅱ)デメリット
・授業がぎっしり詰め込まれているので空き時間があまりない。
・就職したときに園にはよるが給料が大卒より低くなる可能性がある
・大卒に比べて他の資格を取ることができない
→将来の選択が狭くなる
・授業時間の空きがあまりないので夏休み以外の保育園のバイトが難しい
③専門学校の場合
(ⅰ)メリット
・大学に比べて短い時間で資格を習得できる
・学費が大学に比べて安い
・学校によっては保育士資格と幼稚園教諭二種免許状が取得できる
・同じ年齢でも大卒の人より2年早く就職しているので、2年分経験を積み重ねている
(ⅱ)デメリット
・授業がぎっしり詰め込まれているので空き時間があまりない。
・就職したときに園にはよるが給料が大卒より低くなる可能性がある
・大卒に比べて他の資格を取ることができない
→将来の選択が狭くなる
・授業時間の空きがあまりないので夏休み以外の保育園のバイトが難しい
2:学校を選ぶ際のポイント
学校を選ぶ際は、ホームページや資料請求してパンフレットをもらいましょう。
見るポイントとしては、
・学校の特色(例:ピアノをマンツーマン授業で力を入れている、地域交流の場を設けてこども達とふれあう機会を作っているなど)
・学費がどのくらいかかるのか
・どんな授業を受けるのか(カリキュラム)
・就職サポート体制や今までの卒業生の就職率・就職先
・どんな資格を取得できるのか
・立地や環境
などを見るといいと思います。オープンキャンパスに行けそうなら行ったほうが学校の雰囲気をつかみやすいと思います。
私立の保育園に就職希望で、地元で就職を考えているなら、地元の学校を選ぶと就職は有利になりやすいと思います。地元の求人が学校に集まりやすく、評判の良い学校だとプラスに見てもらえることが多いです。また、実習は地元の保育園に行くので、実習の時に園の方からうちの園に就職しないかと声をかけられることもあります。
地域差はあると思いますが、餅子は違う地方の学校に通っていて地元の園に就職する時になかなかみつからなくて、やっとみつけた園も次々に人が辞めていくブラックな園でした。ハローワークの人から「あそこの園で頑張れたならどこでもやっていけるよ」と言われるくらいの・・・
3:短大での経験談
1年生の時は9時~18時まで授業が入っていることが多く、2年生で空き時間が少し出てきました。2年生の後期には空き時間が前期より出てくるのですが、卒論の準備や就活等があるので2年間忙しかったです。
授業では保育の専門的な座学や、ピアノ・絵本の読み聞かせ・手遊び・表現遊び・幼児運動・制作など現場に出ても役に立つ実践的なものを学びました。特にピアノは先生と1対1で学べる学校だったので、ピアノ初心者の私でもなんとか弾けるレベルにしてもらった先生に感謝です!!
実習が「保育園の1日観察見学」「保育実習1・2」「幼稚園実習」「施設実習」の大きく4つありました。施設実習では、乳児院や児童養護施設、障がい者施設などの施設に実習に行きます。
保育実習では、こども達と関わりながら先生達の保育や援助の仕方を見せてもらったり、毎日実習日誌を書き、部分実習や責任実習の指導案を事前に書いて先生にみていただき相談したりします。実際自分で保育を行ってみてどうだったか反省したりととてもいい体験をさせてもらい、保育のことや実際のこども達の姿を学びました。
学校行事も運動会や学祭、クリスマスなどの行事があり最後の学生生活の楽しい思い出も。地域のこども達に向けたイベントでは手遊びや歌、劇などを行うので実践的ないい経験を積むことができました。
学校や実習で様々なことを学び、わからないことはきいて理解につなげ、失敗してもいいので(命や怪我につながる失敗はだめですが)反省を行い次につなげていき、経験を積んでいくのが、後々自分の助けとなり財産となるので、いろんなことに挑戦してみてください。
4:まとめ
大学・短大・専門学校のそれぞれのメリット・デメリット
大学の場合のメリット
・4年間あるのでじっくりと時間をかけて勉強でき、より専門性の高いものや一般教養を学ぶことができる
・保育士資格と幼稚園教諭一種免許状が取得でき、学校によっては小学校教諭一種免許状など他の免許や資格を取得することができるため、保育士以外の選択も将来できる
大学の場合のデメリット
・資格を取得するまでに時間がかかる
・学費が短大や専門学校に比べて高くかかる
・就職したときに短大・専門学校卒の人達は2年早く働いているので同じ年齢の人でも先輩になり、経験の差がある
短大の場合のメリット
・大学に比べて短い時間で資格を習得できる
・学費が大学に比べて安く、公立の短大だと専門学校より安く一番学費が安くなる
・学校によっては保育士資格と幼稚園教諭二種免許状が取得できる
短大の場合のデメリット
・授業がぎっしり詰め込まれているので空き時間があまりない。
・大卒に比べて他の資格を取ることができないため将来の選択が狭くなる
専門学校の場合のメリット
・大学に比べて短い時間で資格を習得できる
・学費が大学に比べて安い
・学校によっては保育士資格と幼稚園教諭二種免許状が取得できる
専門学校のデメリット
・授業がぎっしり詰め込まれているので空き時間があまりない。
・大卒に比べて他の資格を取ることができないため将来の選択が狭くなる
学校を選ぶ際のポイント
・学校を選ぶ際は、ホームページや資料請求してパンフレットをもらったほうが良い
・学校の特色、学費、どんな授業を受けるのか、就職サポート体制や今までの卒業生の就職率・就職先、どんな資格を取得できるのか、立地や環境などをみましょう。オープンキャンパスに行けそうなら行ったほうが学校の雰囲気をつかみやすい。
・私立の保育園に就職希望で地元を考えているなら、地元の学校を選ぶと就職は有利になりやすいと思われる。地元の求人が学校に集まりやすく、評判の良い学校だとプラスに見てもらえることが多い。また、実習は地元の保育園に行くので、園の方から就職しないかと声をかけられることもある。
短大での経験談
・1年生の時は9時~18時まで授業が入っていることが多い。2年生で空き時間が少し出てきて、後期には空き時間が前期より出てくるが、卒論の準備や就活等があるので2年間忙しい。
・授業では保育の専門的な座学や、ピアノ・絵本の読み聞かせ・手遊びなど現場に出ても役に立つ実践的なものを学んだ。
・実習が大きく4つあり、施設実習では、乳児院などの施設に実習に行く。
・保育実習では、こども達と関わりながら先生達の保育や援助の仕方を見せてもらう。毎日実習日誌を書き、責任実習等の指導案を先生にみてもらい相談する。実際自分で保育を行ってみてどうだったか反省したりととてもいい体験をさせてもらい、保育のことや実際のこども達の姿を学んだ。
大学・短大・専門学校はそれぞれメリット・デメリットがあるので、自分に合うスタイルの学校を選びましょう!!
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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